【茶道】流派の違い
こんにちは!
ありんこです。
今回は
『 流派の違い 』
について紹介していきます
茶道には流派が
たくさん存在しますよね
お茶会でも、
「あれ、知っているのと違う…」
と思うことがあるかもしれません
茶道にどんな流派があるのか
その特徴を少しでも
頭に入れておくと
お茶会の楽しみ方も
増えますね ♪
また、会話の中で
流派の話が出てきても
会話の和に入ることが
できるようになります ♪
茶道の流派は千利休を始祖として
当時は一つの流派でした。
ですが、利休の初代とした時の
四代目から流派が分かれ
その後様々な分裂を繰り返し
今日の茶道には多くの流派が存在します
茶道には三千家という
代表的な流派が存在します
武者小路千家を総称した呼び方で
千利休のひ孫達から
始まったとされています。
この流派は祖である宗左が
利休の茶道を正純に次ぐものとして
始めたので、千家の古くからの
作法を忠実に守ってきた流派です
『表千家』
『表』というと華やかな
イメージがありますが
実は逆で
使うお道具や仕草は質素で
華やかさはありませんが
わびさびの心を
一番感じることができます
大きな違いの一つとして
お抹茶の立て方にあります
表千家のお茶は
泡の中に池のように
泡のない部分が三日月状に
広がります
表千家のお抹茶は
抹茶の味がダイレクトに
伝わるんですよね
他にも
菓子器は菓子を見せない
蓋つきのもの
お茶碗の出し方も
表千家は反時計回りに
二回まわす
などの作法があります。
『裏千家』
学校の茶道クラブなどで
一番多く取り入れられており
「三千家」の中で
最大の茶道人口を誇る流派です。
『裏』という名前とは裏腹に
表千家に比べるととの所作や
道具は華やかなのが特徴です。
表千家のお茶は
あまり泡が立たないのに対して
裏千家のお茶は
細かい泡が表面を覆ってる
カプチーノ風です
泡によってまろやかになるので
初心者でも飲みやすく
なっています。
他にも
菓子器は菓子を見せる
蓋なしの鉢
また、お茶碗のまわし方も
表千家は反時計回りに
回すのに対して
裏千家は時計回りにまわします。
『武者小路千家』
この流派の特徴は
「合理的な動き」です
武者小路千家の何度も消失
建て替えを繰り返しています
その度に、それまでの茶室の
無駄を無くしてきたことから
必要のない所作を極限にまで
省いた経緯があります
また小規模ながら、千利休に
始まった茶道のわびさびに
重きを置き、保守的な流派として
知られています
お抹茶は表千家同様
あまり泡は立てません
菓子器も表千家同様
お菓子を見せない
蓋つきの器を使います
すごく似ていますよね(・Д・)
それでも、流派によって
それそれの生い立ちや
作法に思いが込められているのです
お茶会に行った時
これらのことを知っているだけで
その人がどの流派かわかりますし
「自分が知っているのと違う」
と焦ることもなくなります。
流派の数だけ作法も違いますので
その違いも是非楽しんでください ♪
次のブログでは
『茶花の楽しみ方』
について紹介していきます
最後までお付き合いいただき
ありがとうございました ♪
素敵なお茶会に
なりますように 。