【茶道】綺麗な立ち振る舞いは基本の動作で決まる!
こんにちは!!
ありんこです。
今回は、” 綺麗な立ち振る舞い ”
について紹介していきたいと思います。
実はこれ、お茶の世界では
経験値が現れてしまうほど
重要な事なんです。
お点前や流れは、
ある程度頭に入れておけば、
正客やお詰めにならない限り
乗り越えられるんです。
ですが、
今回お話ししていく
” 座り姿 ”
” お辞儀姿 ”
” 歩き姿 ”
” 立ち姿 ”
には自信と落ち着きが
もろに表れてしまうのです。
自信なく見えるのは
嫌ですよね。
私も茶道はじめたての時は
ひたすら座って立っての
練習をしていました
その甲斐あって
一緒にお稽古する方に
あなた姿勢が凄く綺麗だわ〜
経験は結構長いの?
と聞かれる機会が
とても多かったのです。
客作法はおぼつかなくても
基本の動きを身につけることで
落ち着きある自身に満ちた動き
を習得しましょう (^o^)
① 座り姿
茶の湯では畳で行うことが大前提であり
部屋の配置から道具の配置まで全て
座ることを基準にして作られています。
◉ 基本姿勢
背筋を伸ばし腰を貼りましょう
足は親指だけを軽く重ねます
両膝の間は拳一個分くらい開けましょう
自然で楽に座ることができます。
顎を引いてまっすぐ前を見ると
綺麗な姿勢になります。
◉ 両手の位置
客は膝の上で自然に重ねます
亭主は離して膝の上におきます
◉ 向きを変える時
座ったままで向きを変える時は
女性は畳に手をついたまま
膝を操ります。
( これが案外難しい… ( ; ; ) )
男性は両手を膝に置いたままで
膝を操って回ります。
② お辞儀姿
茶道のお茶会ではお辞儀の場面が
多く存在します。
客と亭主の心の交流として
とても大切な動作なので
その時々のお辞儀の意味を
しっかり理解してお辞儀で表現しましょう
◉ 深いお辞儀
両手を膝から滑らせるように畳に
おろし、膝前に着きます。
指先は間が少し開くように
「ハ」の字に置き、相手を見てから
深く頭を下げます。
この時、頭だけを下げるのではなく
上体を腰から自然に前へ
倒すようにします。
ここで肘を丸く曲げるようにして
体を傾けると姿が綺麗に見えます ♪
一つ一つの動作を
落ち着いてゆっくり
行いましょう。
また、お辞儀は意識していないと
浅いお辞儀になってしまったり
相手の方よりも早く頭を
あげてしまったりしてしまいます。
せっかくの綺麗な作法が
台無しになってしまいます。
◉ 軽いお辞儀
手を膝がしらまでおろし、
指先を畳について
軽く頭を下げます。
③ 歩き姿
畳一畳を六歩(半畳を三歩)
で歩きます。
土踏まずで歩く気持ちで
やや、すり足ぎみに
自然に歩きましょう。
お道具を持っている時は
確実に、安定した動きを
心がけましょう。
手が空いている時は
両手は自然に前に置き
目は二、三歩前を見ます。
畳の縁や敷合わせ、
敷居は踏まないようにして
畳の中央を進みます。
④ 立ち姿
「一束立ち」(いっそくだち)
という立ち方をします。
両手を膝に置いたまま腰を浮かせ
両足を揃えたままでかかとを立て
ゆっくりと立ち上がります。
この時、腰を曲げずに
上体が揺れないようにして
注意して、すっと立ち上がれるように
なりましょう。
特にこの立ち姿には人によって
変わってくるんですよね ♪
しっかり練習していきましょう!
最後に、全てに共通して言える
しなやかで美しい立ち振る舞いは
”背筋を伸ばすこと”
”指を揃えること”
”落ち着いてすること”
です ♪
日々の生活の中でもこのことを
意識するだけであっという間に
綺麗な客作用が身について
しまうのです。
私も、茶道を始めてから
特に食事の時、箸の扱い方やお茶碗の
扱い方で褒められるようになりました。
日々の意識から
みんなに『素敵』と
思われるような
作法を身につけましょう ♪
次のブログでは
『 正座 』
について書いていきます。
最後までお付き合いいただき
ありがとうございました ♪
素敵なお茶会に
なりますように。