【茶道】お菓子の取り方で恥ずかしい思いをしたくないあなたに
こんにちは!
ありんこです。
今回はお茶会に参加するに当たって
難関の一つ
『 お茶菓子の取り方 』
について紹介していきます
お茶菓子を頂く目的の一つとして
お菓子の甘みによって
本来のお茶の味を際立たせる
事にあります
茶の湯ではどのお菓子も
色や形が工夫された
季節感のあるお茶菓子
が用意されます
亭主は、
道具を組み合わせるのと同じように
お菓子にも心を配り
会のテーマや季節など
客のことを考えてお菓子を
用意しているのです
茶道ではお菓子一つにも
たくさんの想いが
込められているんですね
それに伴って、
その思いに応えるためにも
お菓子の取り方一つにも
ちゃんと作法があるんです。
あなた一人だけ
お辞儀のタイミングが
合わなかったり…
お隣のお客さんの
問いかけにうまく答えられず
恥ずかしい思いをしてしまったり…
作法がわからず
いいようにしていいるつもりでも
はたから見てよろしくない
扱い方をしていたり…
これではせっかくの
お茶会もいい思い出には
なりませんよね。
亭主や他のお客様に対して
失礼のないように
しっかりとした作法を
身につけていきましょう
そうすることで
動作で亭主に感謝の
気持ちも伝えられますし
他のお客様との
コミュニケーシンも
円滑に進みます
あなたのお友達からも
きっと尊敬される
存在になるでしょう!
お茶菓子には 、主菓子(おもがし)
と呼ばれるものと干菓子(おひがし)
と呼ばれる2種類のお菓子があります
通常のお茶会では
濃茶席では主菓子
薄茶席では干菓子
が振舞われるのですが
しかし薄茶席のみの茶会の場合
主菓子も干菓子も振舞われます。
お茶菓子は、お手間の
茶筅通しが始まる頃に
正客の前に運ばれてきます
亭主からの
「どうぞ、お菓子をお取りください」
でお菓子をとり
正客からの
「頂きましょう」
の言葉でお菓子を口にします
決して、正客の声かけの前に
お菓子を口にすることが
無いようにしましょう。
流派により多少の違いは
ありますが、
ここでは表千家の
お菓子の取り方を紹介していきます
① 菓子器が前の前に運ばれてきたら
亭主側からの一礼を受けて
一礼で返します
②菓子器を、畳の縁外、
自分と次の客との間に置き
軽く手をつきお辞儀をしながら
「お先に」と挨拶します
この時、次客以降は
菓子器を動かす必要はなく
手をついて「お先に」の
挨拶だけしましょう
③ 正面に菓子器を戻し
亭主に「頂戴いたします」
の挨拶と一礼をします
④懐紙を膝前に起き
左手を菓子器に添え
箸を使って菓子をとり
懐紙に取ります
この時、懐紙の和は
自分側に向いているように
しましょう
⑤ 菓子を取り終えたら
箸の先を懐紙の右肩で清め
菓子器に菓子を戻します
⑥ 次の客に菓子器を
回します
(菓子器は畳縁外、自分と
次客の間に置きましょう)
⑦ 最後のお菓子をとった場合は
菓子器の正面を右回しで変え
亭主に返す形にしましょう
最初は細かい動作も必要で
ぎこちない動作になってしまいますが
慣れてしまえば
体が自然に動くようになります
取ることだけに集中することなく
お菓子の美しさ
菓子器との取り合わせ
盛り込んだ風情や味
もしっかり
味わいましょう (*´꒳`*)
次のブログでは
『 お抹茶の頂き方 』
について紹介します
最後までお付き合い頂き
ありがとうございました ♪
素敵なお茶会に
なりますように。